新潟シティマラソン2010(3) 轟沈の後半

タイトルどおり木っ端微塵の悲惨で情けない後半をレポートする。

予定どおり20kmを2時間以内で、21kmを2時間2分で通過すると、制限時間5時間に対して残り21kmを3時間弱でゴールすればよいので、精神的には非常に余裕の新潟大学構内であったが・・・。

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構内を出た22km過ぎの急坂を駆け下りた辺りから足に違和感を感じ始めた!
やがて初フルマラソンの前々回大会で苦しめられた海岸線に出た23km地点で、両足の付け根が痙ってしまった! 過去2回のフルマラソンでも痙った経験は無いので内心動揺する。

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すると、やがて追い付いて来たSHINも足が痙ったとのこと!

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足が痙れば常識的には、もう走れない=レース続行は困難な状況だ。しかし現在は2時間20分も経過していない時間なので、何とか騙して前へ進みゴールを目指したい。(昨年同時期の長井マラソンの心境と全く正反対だ)
そこで、少し走り、歩き・・・を繰り返し前へ進む。そして先ほどまで追い越した多くのランナー達に抜き返され始める。

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その後数kmを、少し走り、歩くを繰り返すが徐々に走ることのダメージが大きくなり始める。足の付け根は、まるで何者かにぎゅ~っ!と捕まれて地面に引っ張り込まれるような感覚で、そこを無意識にかばうのか、すねや脹ら脛も痛み始めて痙りそうになる。

やがて新潟大堰橋に至ると、後方より再びSHINが追い着いてきた。既に30km地点だが時間も1時間を経過してしまい、残り12kmを1時間40分=100分を約8分15秒/kmペースで進まなくてはならない。既に走れない私は少しでも時間が惜しいので、非情にSHINを置き去りにして、とりあえずひとり先へ進むことにする。
さらばSHIN! 護送車のレポートを後でゆっくり訊くことにしよう。
12kmは日頃の私のトレーニングで58~63分程度で気持ち良く走る距離なのだが、歩くと異様に遠く時間が掛かる。

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実は23km付近で相棒の足も痙り案配となるが、私より程度が良さそうなのでツインタイガーにこだわらずに先に行ってもらう。それでも時折私を待ってくれていたりするのだが、いよいよ35km地点では残り時間は1時間となったので、私に構わずゴールへ向かってもらう。
さらば相棒! 無事のゴールを祈る。

沿道の声援が、この状態では切ない。
 「タイガーマスク ガンバレ~!」
 「タイガー1号、ブラックは先に行ったぞ~!」

中には罵声にも聞える声援・・・
 「タイガーマスク 歩くなー! 走れよ!!!」
心肺状態に余裕があるが、少しでも走れば直に足の付け根がギュ~ッと絞られて動けなくなる。走りたくとも走れないもどかしさと悔しさに何度も気持が折れる。
目立つ仮装は後半は完全に仇となるが、決して恥じることもなく「たまにはこのような闘いもある!」と前向きにゴールを目指すのみ。

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沿道で幼子が緊張した面持ちで恐る恐る手を出している。そこへチョコン♪とタッチしつつ「応援ありがとうね!」と声を掛けると、人間の声に安堵したかのようにみるみると笑顔が広がる。このような触れ合いが私を前へと勇気づけてくれるのだ。

やがて37km地点の信濃川河口の新潟みなとトンネル付近へ差し掛かると、突然にまるでヒョウのような大粒の雨が降ってきた。今頃天気予報が当たるのか? 渋い仮装ランナーに追い抜かれる。

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と、直後に5時間ペースメーカーにも追い抜かれる=ついに黄色信号!

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38km地点で信濃川対岸の朱鷺メッセが出迎える。残り4kmでちょうど残り30分だが、相変わらず走られる状態でない。しかしこのまま歩き続けては制限時間オーバーとなるので、残り2kmの40kmから死ぬつもりで走ってギリギリでもゴールに飛び込む作戦を心する。
しかし痙る部分をかばうために他の部分の筋肉痛が容赦なく襲う。
そして、時間の過ぎ去るのが非常に早い。

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そして再び萬代橋、ついに戻ってきた40km地点=最後の勝負を賭ける時!

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と気合いを入れて自分を鼓舞した瞬間の前方に・・・
なにやら人混みが確認出来る・・・ランナーと役員か?
耳に聞え始める役員の声・・・
 「はい、係に計測チップを渡して下さい。ここからは歩いて戻って下さい。」
 「?????」

時計を確認すると4時間47分・・・一瞬、状況が判断できなかったが・・・
 「これは関門だ!=レースは終了!=リタイヤ!」

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まだ残り13分あり、何とか騙して6分/kmペースで進めば制限時間5時間以内に!と抱いた淡い希望は一瞬にして水泡と帰す。

“ 関門! ”
今までのレースでも全く考えたことは無かった。後で確認すると40km地点を4時間44分で閉めるとのこと。ゆえに3分オーバーでアウト!
ここで、スタートロスの8分11秒が重い意味をなす。陸上競技場で急ぎ並び3分~5分程度のロスならば通過できたかもしれないのだ。

何という呆気ない幕切れだ。
まさに・・・タイガーマスクはマスクを剥がされたのだ!(ヤケ笑い

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予想外の出来事の脱力感と敗北感の重い体でトボトボと歩き競技場へ戻るが、スタンドの陣地へは相棒もSHINも誰もいない。
やがて相棒が戻るが、私の姿をみて事情を察して大爆笑。
SHINを心配していると程なく姿を現わして、
「40kmの関門に引っかかっちまった!」
・・・とのこと。私の約1分後のことらしい=SHINも護送車に乗ることもなく、何とかゴールを目指して進んできていたのだ! (これぞ小国走RUN会なり!)

相棒も足が痙っていたが何とか騙し騙し見事に完走!

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私とSHINは騙しきれずリタイヤ= 完走記録証は無し! ガビーン!

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各々の日頃の調整や当日のレース展開は異なったが、3人ともハーフを過ぎたところで足が痙るとは如何なることか? 予想外の気温の上昇により前半の水分補給が不足だったのかも知れない、などと考えられるが、最大の原因は、相棒は2週間前の秋田100キロの疲労が抜けきらないのかも知れないし、私とSHINは完全に練習不足に尽きるだろう。

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調子に乗った前半と比較して見事に轟沈した後半・・・笑って済まそう(^^)ゞ

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2年前にランニングを開始して、フル2回、ハーフ3回、10km1回の大会を経験した通算7回目にして、初めての完走記録証は無し=結果的に目標未達ゆえに失敗レースと云えるが、様々に新しい知見もあったので有意義な大会であった。

・・・今後の長いキャリア(予定)の中では、こんなこともあるわな。
つねにポジティブ思考に怖いもの無し!
次回も・・・愉しむぜ


ところで・・・

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私はレース中35km地点付近でTVカメラにインタビューを受けたし、相棒はゴール後に10分程度?の長い時間TV局にインタビューを受けたそうだが・・・。
ニュース? 特番? どうなったのかな???

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